推理小説の部屋

ひとこと書評


掟上今日子の婚姻届/西尾維新 (講談社文庫)

★★★☆ 

掟上今日子の忘却探偵シリーズ第6弾。隠館厄介が依頼したのは、「恋の呪い」の解明? いつになく今日子さんに嫌われてしまった厄介だったが、そんな今日子さんが提案してきたのは究極の「ズル」だった……。

起きる度に記憶がリセットされるという、忘却探偵の特性を活かした裏技が炸裂してました。 厄介にしてみれば、たまったものではないでしょうが……。

(2021.05.01)


人類最強の純愛/西尾維新 (講談社文庫)

★★★  

人類最強の請負人・哀川潤が活躍する短編集、「人類最強」シリーズ。

前作「人類最強の初恋」もそうでしたが、タイトルから想像されるようなロマンチックな話にはならず、ひたすらバトル展開です。 もう普通の人類では相手にならないので、前作は宇宙人と対峙したり、月に行ったりしましたが、 今作でも「熱愛」では炎の生命体と対峙し、「純愛」では深海1万メートルへ。 SFじみてきましたね。

(2021.03.23)


誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート/歌野正午 (角川文庫)

★★★☆ 

誘拐されてた舞田ひとみがJKになって誘拐事件を推理!?

語り手は高校中退の引きこもり・馬場由宇。向かいのアパートで見かけるオレンジ色の髪の毛の女の子・ポニョが、 虐待されているのではないかと疑い、炎天下のパチンコ屋の駐車場で放置されていたポニョを誘拐してしまう。 しかし……。

誘拐に誘拐が重なる多重誘拐を扱った連作。 あの舞田ひとみがちゃんとしたJK(大分普通のJKとはかけ離れた生活ですが)になっているのが感慨深いですね。

(2021.02.07)


友達以上探偵未満/麻耶雄嵩 (角川文庫)

★★★  

伊賀ももと上野あおによる女子高生探偵コンビ「桃青コンビ」による新シリーズ。

伊賀の里の謎解きイベントや、美術室での殺人事件に遭遇。冷静沈着低血圧で観察眼も優れたあおと、 普段は的外れな推理ばかり披露するがいざというときは直感で怪しい部分を見抜くもものコンビで、 解決していく。ももの兄が現役の警察官で事件の情報を入手できる立場、というのもポイントですね。

ちょっと普通の女子高生にしては、殺人事件に遭遇しすぎじゃないかという気もしますが……。 コナン君が金田一少年かよ。

3話目はコンビ結成に関わる中学時代の「エピソード0」。これまで明かされることのなかったあおの内面が描かれることで、 なぜこの凸凹コンビが続いているのかがわかる仕掛けになっています。

(2021.02.02)


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