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用語の解説

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• 喰い替え・喰い直し

  456と持っている時に7をチーして4を捨てることを喰い替えと言います。 三色やタンヤオなどを狙ってる時によくありますね。

  一方、456と持っている時に4をチーして4を捨てることを喰い直しと言います。 現物の喰い替え、と言ってもいいでしょう。自摸順を替えたり、 一発を消したりする目的で行われます。

  ただし、喰い替え・喰い直しはこれ以外の定義で使われることも あるようです。例えば中をすでに捨ててるのに他人から出た中を ポンしなおすことを「喰い直し」ということもあるようです。

• 門前

  メンゼンと読みます。ポン・チー・明槓による副露をしていない状態で、 立直がかけられる、自摸ると門前清自摸の一飜・ロン和がりならば10符のボーナスがつく、 一部の役が副露している場合に比べて高くなる、などの特典があります。

  なお、最後をロンで和がることは門前を崩すことにはなりません(そうでないと 一盃口は出和がれなくなってしまいます)。ロンと鳴きとは違います。

• フリテン

  その聴牌形で和がれる役をすでに自分で河に捨てている状態です。 多くの場合、現物だけでなく全ての待ち牌が対象となります。 例えば両面待ちで二萬と五萬で和がれるとき、どちらかを捨てている状態を フリテンといいます。 なお、中国の麻雀では捨牌は壷の中に入れられるので、 フリテンという概念自体が存在しません。 河の捨牌から読みという要素を引き出した日本流のアレンジはさすがですね。

• 空テン

  聴牌しているのに和がれる牌のないことです。 純カラとも言います。もちろん、結果としてリーチをかけた 時にはすでに和がれる牌は王牌に沈んでいてなかった、 ということもあり得ますが、 ここで言っているのは本人に見える範囲(河の捨て牌、ドラ表示牌、 副露されてる牌、暗槓されてる牌、および自分の手牌)ですでに 4枚とも出てしまっていて残っていない、という状態を指します。 つまりもはや和がれる見込みのないことがわかっている状態です。

• 副露

  フーロと読みます。ポン・チー・カンなどで相手の牌を鳴いて、 さらして、横に出すことです。暗槓・加槓の場合にも使います。

• 大明槓

  明槓には、暗刻があって他家の捨てた4枚目を鳴くものと、 すでにポンしてあるところに4枚目をツモってきてつけるものがあります。 この前者を大明槓、後者を小明槓あるいは加槓と言います。 わざわざ「大明槓」と断ってある場合には、 加槓と区別するためだと思って下さい。

• 搶槓

  チャンカンと読みます。「槍槓」という字を使ってある場合も 多いのですが、正しくは「搶槓」だそうです。

  すでにポンしてある牌と同じ牌を自摸ってきた場合、 「カン」と言ってその牌につけることができます。これを加槓 (あるいは小明槓)と言いますが、この時テンパっていて、 その加槓した牌が当たり牌であれば「ロン」と言って上がることができます。 これを搶槓と言います。普通は一飜役ですので、 他に役がない場合にも搶槓のみで上がることができます。

  暗槓の場合には普通搶槓はできませんが、国士無双に限っては 暗槓でも搶槓できる、というルールを採用しているところも多いようです。

• 輪荘

  リンチャンと読みます。親が流れることです。 流れても積み棒はそのまま(流れn本場)になることもあります。

• 連荘

  レンチャンと読みます。積み棒を積んで親を続けることです。

• 頭ハネ

  1つの捨て牌に対して2人以上の和がり者が出た場合に、 捨て牌を捨てた者に対して上家を優先し、 1人だけの和がりを認めるというものです。 せっかく和がっても下家は泣き寝入り。 1つの当たり牌に対して1者の和がりのみを認めるために、 積み棒や供託点の扱いが非常にすっきりします。

• 供託点

  立直をかけたのに流局になった、あるいは山崩しのチョンボがあった、 などの理由で場に出された点棒のこと。通常は次に和がった者がそれらを 取得することができますが、ダブロンがあったり、最後の和がり者が いないまま終わったりするとその扱いに困ることがあります。

• チョンボ

  錯和と書きます。その名の通り、本来は間違った和がりのことを言います。 ここではペナルティとして満貫相当の罰符を払い、 その局はやり直しにするようなものをチョンボと呼んでいます。 満貫相当の罰符を払っても、その局が継続するような場合にはチョンボとは 区別しています。

• 包則

  パオと読みます。いわゆる責任払いのことで、 役満などを確定させる牌を鳴かせた人が、 その役満のツモ和がりの時には全額払うというものです。 ロン和がりの時にどうするかはルールによって異なります。

• 連風牌

  自風と場風が同じになった時(東場の東家や南場の南家、いわゆるダブ東やダブ南) の自風牌のことです。刻子にすると二飜になります。

• ワレ目

  芸者とも言うようです。サイコロを振って自摸山を決めますが、 その時山が割れたところの人は、和がりに関する全ての点数授与が倍になる、 というルールです。自分が自摸ったりロンしたりした場合も倍ならば、 相手に振り込んだ時も倍。相手に自摸和がれた時も、通常支払う点数の倍の 点数を渡す必要があります。場合によっては子でも親より多く払わなくて なりません(例えば2000・3900の手を自摸られた場合、子で割れ目だと4000点 払わなくてはいけません)。親とワレ目が一緒になったりする(親ワレと言うそうです) と一発大逆転もあり得ます。

• ウマ

  順位によってつけるボーナスです。普通はプラスマイナスが0になるようにつけます。 有名なのは「ゴットー」とか「ワンツー」と呼ばれるやつで、それぞれ+10,+5,-5,-10、 または+20,+10,-10,-20の順位点をつけます。

• オカ

  トップ賞のことです。ウマとは別に、通常は持ち点によって決まっています。 例えば25000点持ちの30000点返しですと、差額の5000点×4＝20000点が オカとしてトップ者に与えられます。

• 焼鳥

  半荘(かどうかはルールによりますが)の間中、一度も和了することの できなかった者にペナルティを科すというルールです。 もともと和了とは雀頭と体の4つの部分を作って飛び立つ、という意味があるそうで、 空へと飛び立てなかった鳥は人間に捕まって焼鳥にされてしまうのだそうです(^_^;)。

• 焼豚

  焼鳥のルールから派生したルールです。オーラスまでノー和了だった者に対して 振り込んでしまった場合、焼鳥を食べるのを楽しみにしていた他の面子に対する お詫びの印としてやはりペナルティを科すというものです。

  なお、焼鳥が半荘を対象にしているのに対して、 東場のみのノー和了者を「焼豚」と呼ぶ場合もあるようです (東場→豚場、という駄洒落だそうです。とするとこちらが語源だったのかも知れません)。 この場合だと、焼豚でかつ焼鳥になる、ということもありますね。

• トビ

  ブットビ、あるいはドボンとも言います。持ち点が0点以下(あるいは未満) になった者が出た時点で、半荘を終わらせるというルールです。 トビなしの場合にはハコテン以下の点数もちゃんと計算して行かないといけません。

• 客風牌

  場風でも自風でもない風牌、いわゆるオタ風のことです。 刻子にしても一飜になりません。対子にも符がつかないので、 平和の雀頭に用いることができます。

• 門風牌

  自風牌のことです。同様に場風牌のことを「荘風牌」といい、 この2つを除いた風が客風牌になります。 刻子にすると一飜になります。対子にも符がつきます。

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