スポーツの部屋

プロ野球日記・1996バックナンバー

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波乱のストーブリーグ

1996.12.24

もう1996年も一週間で終わり、というところまで来ました。 そこで今オフのストーブリーグのこれまでの経過を総括してみましょう。

今年もやはりオフの主役は読売でした。千葉ロッテの長身エース・ヒルマン投手を獲得。 そしてFA宣言した西武の清原選手を獲得。 キューバのリナレス選手は政治的な理由で獲得できなかったようですが、 まさに「金で集める」を地でやってます。

ところがすんなり行くかと思われた清原獲得のシナリオに狂いが生じました。 落合です。「自分からやめるつもりはない」発言を受け、 急遽球団社長が「自由契約はない」と発表する慌てぶり。 ところがその後の落合夫妻の発言に対してナベツネがついに切れ、 謝罪を要求。結局、落合は「長嶋さんの苦しむ顔は見たくない」と自由契約に。

その後の獲得合戦も熱かったですね。同リーグで球場も狭いヤクルトが有利と見られていましたが、 優勝の可能性と2年契約をとって日本ハムに落ち着きました。 怖いもの見たさで「サッチー vs. 信子夫人」という最恐タッグも見てみたかった気はしますが、 また読売戦が注目されるだけですし、清原までいなくなった今、 パ・リーグにイチロー以外に注目される選手が戻ってきたという意味では 良かったんじゃないでしょうか。

このゴタゴタの裏で一番貧乏クジを引いたのは他ならぬ阪神です。 清原の獲得には敗れ(これはほとんど勝ち目なかったんですが)、 確実かと思われていた広沢は落合が出たことによって読売に電撃玉突き残留 (こちらはほぼ確実だと思っていただろうだけにショックがでかかったでしょう)。 落合の獲得も失敗し(こちらは早々に諦めたみたいですね)、 まさに踏んだり蹴ったり。

さて、今オフのもう1つの注目は近鉄の石井選手です。 50%以上ダウンの提示に切れ、「自由契約にしてくれ」と直訴。 ところが球団側はこれを了承せず、「契約か、任意引退か」というところまで行きました。 選手会も近鉄球団側に異例の「自由契約を要請」を行いました。 結局石井選手の意志は固く、 球団は交換トレードの方向で進めており、 西武や横浜をはじめとして複数の球団が石井獲得に名乗りを挙げています。 果たしてどこが獲得するのか、注目です。

しかし読売までもが石井獲得に名乗りを挙げているのには、 驚きを通り越して呆れるばかりです。獲って一体どうするつもりなんでしょうね? ナベツネが正式に読売のオーナーに就任してしまったことが、 これから球界全体に及ぼす影響が心配です。

それにしてもヤクルトの古田といい、近鉄の石井といい、 「結婚してダメになった」と言われてしまってもしょうがないケースが多過ぎますね。 個人的にはこのようなことを言うのは好きではないので、 そうならないように頑張って欲しいんですけど。

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オリックス・初の日本一!

1996.10.25

ついにオリックス、そして仰木監督が初の日本一に決まりました。 戦前の読売有利の予想を跳ね返し、4勝1敗という大差での勝利で、 ペナントレースに続いて地元での胴上げでした。

各々の戦力を比較すると決してそれほど差があるようには思えませんでした。 私も4勝3敗くらいでオリックスかな、と思っていました。 しかし投手(特に中継ぎ)、守り、走塁、得点圏での打撃、 などの点で少しずつオリックスが上回っていた結果として、 大差がついたようです。 何といってもやはり昨年の負けが活きていましたね。 読売はペナントレースでの力が発揮できてないようでした。

振り返ってみるとやはり1戦目を取ったのが大きかったですね。 イチローは結局あの1本だけという感じですが、優秀選手賞を取りました。 それを言ったらたった3本のヒットが全て2点タイムリーで、 MVPを取ってしまったニールはもっと効率がいいですけど。

さて、オリックスが来年からどうなるかは注目ですね。 「がんばろう神戸」を合言葉にここまでやってきましたが、 大目標を達成してしまった今、いきなり目標を見失って弱くなってしまう可能性もあります。 各自が相当目的意識を改革していかないときっと苦戦することになるでしょう。 もっとも、他の5球団がそこにつけこむだけの力があれば、の話ですけど。

これで今シーズンも終わりました。プロ野球日記もしばらくおやすみです。 何か大事件でもあればまた書くかも。

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ペナントレース総括

1996.10.14

ペナントレースも130試合全てを消化し、各タイトルも決まりました。 日本シリーズを前にペナントレースの総括をしておきましょう。

まずはセ・リーグの予想と実際の結果です。

順位 予想 結果
1 広島 読売
2 横浜 中日
3 中日 広島
4 読売 ヤクルト
5 ヤクルト 横浜
6 阪神 阪神

こうしてみると順位が完全に当たっているのは最下位の阪神だけですね(笑)。

1位の読売は最大11.5ゲームをひっくり返しての大逆転勝利です。 結局全てのチームに勝ち越しての完全優勝でした。 そこそこ若手が育ってきてますので、桑田が帰ってくる来年も期待できそうですね。

中日は最後の粘りで広島をかわして2位になりました。 終盤の6連勝は見事でした。来年から広い名古屋ドームになりますので、 長打力だけではなく機動力をつけていかないと苦しいでしょう。

広島は終盤に来て若さが出て結局3位でした。 打線は所詮水物。『最強の打線』も1年間続きはしませんね。 来年に向けては層の薄さが課題ですね。

ヤクルトは12球団で一番最初に順位が決まったチームです。 上位チームにはからっきしで、下位2位チームからは星を荒稼ぎしているという、 はっきり言って最も面白くないチームに成り下がってしまいましたね。 古田の新婚ボケと監督のカツノリボケが原因でしょうかね。

横浜は4月の快進撃はどこへやら、結局最下位と僅差の5位でした。 佐々木は調子悪いながらも最多セーブポイントを取ったりしてるのですが、 結局勝負弱かったですね。

阪神は……うーん、監督が代わったくらいでそんなに強くなるとは思えないんですけど。

さて、パ・リーグです。
順位 予想 結果
1 オリックス オリックス
2 ロッテ 日本ハム
3 近鉄 西武
4 西武 近鉄
5 日本ハム ロッテ
6 ダイエー ダイエー

こちらはロッテと日ハムを入れ換えればだいたい当たってますね。

オリックスは今年は危ないかな、と思ってましたが、終盤に一気に来ましたね。 昨年の優勝経験が生きている、という感じでした。 イチローも苦手の内角を克服したようですし、 首位打者の連続記録をどこまで伸ばせるか、といったところでしょうか。 来年も優勝候補筆頭です。

2位の日ハムは私には全く予想外の快進撃でした。 来年も頑張って欲しいものですが、上田監督のゴタゴタがどう影響するかが心配です。 選手との間の溝は埋められるでしょうか?

3位は西武が滑り込みました。なんだかんだ言ってAクラスを確保したのは大したものです。 今は若返りの時なので、来年も首位争いをするには苦しいかも知れません。 清原がFAでどうするのか、も争点ですね。

4位は最後の西武2連戦で連敗してしまった近鉄。1つでも勝てば3位だったのに……。 来季の開幕戦を新本拠地の大阪ドームで迎えることが出来ませんでした。 どうもあの10・19以来、近鉄は常に西武をライバルとしている傾向が見られます。 従って西武が調子を落とすと近鉄も調子が出ないという……。困ったもんです。

5位はロッテ。昨年首位争いをしていたのは何だったんでしょうか。 昨年2位はやっぱりバレンタイン監督の力だったんでしょうか? こうなるとバレンタイン監督を解任した広岡GMの解任もいたしかたないかな、 という気がします。伊良部はどうなるんでしょうね。

6位はダイエー。何と言ってもピッチャーが足りないですね。 王監督には育ててもらって、石毛が帰ってきた頃が楽しみですね。

さて来年はどうなるでしょう。その前に日本シリーズですね。

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読売セ・リーグ優勝

1996.10.06

セ・リーグは結局読売が最大11.5ゲーム差をひっくり返して優勝しました。 しかし隠れマジック1となってから優勝を引き延ばし続けた中日の健闘が 光りました。土壇場に来て今期初めての6連勝とは頭が下がる思いです。 最後まで楽しませてくれてありがとうございました、と言いたいです。

結局最後は層の厚さが明暗を分けましたね。特に終盤の広島は張り詰めていた 糸が切れてしまったようでした。来季に向かっての課題は層を厚くすることと、 チェコに代わる投手陣の柱の充実でしょう。 一方の読売はマリオが不調になると河野や河口が、 というように次々と代役が生まれてきたのが大きいです。

さて、日本シリーズです。アンチ読売な私としては当然のごとくオリックスに 頑張って欲しいわけですが、オリックスは早々に優勝を決めてしまっているため、 シリーズまで間が空きすぎて切れてしまっていないといいのですが…。 イチローも昨年の二の舞は避けたいでしょうから、 頑張ってくれるんじゃないでしょうか。期待しましょう。

一つ心配があるんです。もし今年も勝てないとなると、仰木監督は第二の 「西本幸雄監督」になってしまうんじゃないかと心配なんです。 三度目の正直?二度あることは三度ある?

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オリックス・地元でV2

1996.09.25

パ・リーグはマジックを4として日ハムとの直接対決4連戦を迎えたオリックスが、 昨年果たせなかった地元での優勝を決めました。それも非常に劇的な形で。

昨年はM1としながら4連敗し、地元での優勝を逃しただけに、 今年はどうなるかが注目されていました。まあ、日ハムとの直接対決の 後にも地元で西武との2連戦が組まれていたので、地元で優勝すること自体は 時間の問題と見られていました。しかし結果としては直接対決4連戦を 2勝1分1雨天中止、でしたから結局負けなかったわけです。すごい粘りですね。

そして優勝を決めた23日の試合はまさに歴史に残るような大シーソーゲーム。 全部で5回の逆転が起こりました。9回裏2死走者なしからのDJの起死回生の同点弾、 そして最後はイチローのサヨナラ二塁打、とまさに絵に描いたような結末。 昨年よりも一回り強くなっている、という感じをうけます。 日本シリーズが楽しみです。

さてその相手となるセ・リーグですが……こちらは読売にとうとうM5が点灯しました。 結局広島は土壇場に来て選手層の薄さが響いていますね。 「代打100%成功男」の浅井までもがリタイアしてしまった時、終わったと思いました。 読売との直接対決は結局地力に勝る読売に2連敗。しかしこれは当然の結果としても、 その前のヤクルト戦および阪神戦を勝てなかったのが痛いです。 ここをきっちりと取っておけばまだ望みはあったのですが。

さて、実は優勝争いに負けず劣らずアツいのが、最下位争い。 パはここに来て9連敗のダイエーで決まりかな、という感じですが、 セは何と阪神と横浜が並んでしまいました。こうしてみると、 あの春先のダッシュはなんだったんだ!?という感じですね、横浜は。 また中日はすでにAクラスが確定してますが、近鉄は西武が結構迫ってきており、 こちらも目が離せません。近鉄としては来年の大阪ドームでの開幕権を是が非でも 手に入れたいところだけに、消化試合と言えども熱い戦いが予想されます。

あとは個人タイトルですね。両リーグとも本塁打王争いが注目です。 松井は40本行きそうですね。長嶋監督の予想が当たるのはシャクに触りますけど……

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パ・マジック点灯

1996.09.16

パ・リーグはついにマジックが点灯しました。16日現在でM7。 この週末の神戸でのオリックス−日ハムの直接対決4連戦で決まるかどうか、ですね。 オリックスもニールの欠場・イチローの不調で打線が下降気味ですから、 意外ともつれるかも知れませんよ。

それにしてもこの大事なところに来ての上田監督の退陣は残念でなりませんね。 家庭の事情で仕方ないとはいえ、タイミング的には最悪です。 まあ、まだ日ハムの選手達もキレてはいないようなので、ねばりに期待しましょう。

一方、同じ退陣劇でもお粗末なのは阪神ですね。一体何なんでしょう。 「契約書は一年契約だが、口約束では複数年契約だった」って子供じゃないんだから……。 フロントがあの調子では強くなれる道理がないと思うんですけど。 一体誰が次のスケープゴートになるんでしょうかね。

さて、セ・リーグ三強ですが、広島が奇跡的な粘りを見せて首位に立っています。 しかしその内容はお世辞にも王者の余裕のかけらも見ることは出来ません。 「全員野球」と言えば聞こえはいいが、ようするに頼れる中心選手がいない、 ということでもあります。ただ残り試合が少ないので、 このまま奇跡が続いて乗り切れるかどうかですね。

読売は相変わらず斉藤・ガルベスと言った投手陣が好調で、槙原まで復活してきました。 しかし現在は打線がどん底。でも打線は水物ですから、いつまた復調するかも知れません。 やはりそれでも一番優勝に近いチーム、としておきましょう。

中日は大分苦しくなってます。しかし頑張って欲しいものです。特に読売戦で(笑)。 本塁打王争いもなかなか熱いですね。

さて、次回に書くときにはどうなってるんでしょうか。怖くもあり楽しみでもあります。

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勝負は見えた!?

1996.09.01

ついに恐れていたことが……。読売がついに首位を奪取。 私にとっては最悪の展開になってきました…。

8月末の広島・中日との6連戦が勝負どころでした。 しかし結果は読売の4勝2敗……。ここは最悪でも5分ですませかったところです。 特に広島は1点差で2試合落としたのは痛いです。 中日も初戦は勝てる試合でしたよね〜(20残塁のプロ野球新記録を作っている場合ではないと思うんだが…)。

広島にとっては江藤のリタイアが痛すぎます。投手陣が崩壊して、 残るは打ち勝つしか道はない、という時に四番の戦線離脱。 9月1日現在首位に返り咲きましたけど、 この位置をキープする力ははっきり言ってないでしょう。

中日も首位から3.5ゲーム。土壇場です。優勝争いから離脱しかけてます。

読売にも不安材料はいくつかあります。 ガルベス・マリオ・マックの外国人勢が調子を落としていること。 落合が戦線離脱したこと。でも江藤の方がずっと痛いよなあ……。

気を取り直してパ・リーグ。こちらはオリックスが余裕の首位浮上。 残り試合数や引分数の差からしてもかなり優位に立ってます。 なんだかんだ言ってもイチローはさすがですね。

パ・リーグで首位争いに負けず劣らず熱いのがBクラスおよび最下位争い。 はたして最下位はダイエーか西武か。

次に書くときにはマジック出てそうですね。さてどうなることやら。

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セ・リーグ大混戦

1996.08.16

とんでもないことになってきました。セ3強が0.5ゲーム差以内に! 1週間前にはヤクルトも絡んでいたのですが、あっさりと落ちて行きました。

それにしてもここのところの読売の好調ぶりは凄じいですね。 マリオはちょっといまいちですけど、西山や石毛といった「戦犯」がいまや すっかり戦力になって、投手陣に不安がなくなりました。 打線もマックは不振ですけど、松井が絶好調です。

中日は野口のノーヒット・ノーランで乗って、ヤクルトへの3タテを含めて 快調に逆転勝ちをしてます。しかし勢いだけではこの先も勝ち続けることは 難しいでしょう。山本・今中の復活が鍵です。

広島は……苦しいです。戦力がいません。投手陣は崩壊してますし、 山内・佐々岡も疲れが溜まっていて「勝利の方程式」が使えません。 大野もヒジの手術で戦線離脱してしまいました。 打線も前田や野村がいつリタイアしてもおかしくない状態。 いまだ首位にいるのが不思議なくらいです。

それにしても許せないのがヤクルト……広島に3タテしておいて、 中日・読売に3タテ食らうとは……ワザと面白くためにやってるんか? 昨年の読売に大きく勝ち越していたあの面影はもうありませんね。 読売が優勝したらアシスト賞をあげたいくらいです。

それにしても辛いよなあ。いまの読売は絶好調なので、いずれ今の調子は 落ちるとは思いますが、対する広島は「いまが絶不調」と言っても 好転する材料がほとんどありません。このままずるずると行ってしまう 可能性も十分にあります。

気を取り直してパ・リーグ行きましょう。相変わらず日ハム・オリックスの 2強が「つかず離れず」の熱戦を繰り広げています。オリックスも、直接対決では 結構日ハムに肉薄するのですが、その後下位チームとやって取りこぼしたりして、 いまいち調子に乗り切れません。ダイエーを苦手としているのが、かなり効いてます。

日ハムも抑えの島崎・金本が打たれたりして苦しい時期もあったのですが、 まだ首位で頑張ってます。

近鉄。読めないチームです。6連敗したかと思うと6連勝したりして。 勝ってる割には上位に行けないのは、連敗が多いからでしょうね。 2強に絡むのは難しそうですけど、引っかき回してくれそうです。 西武だけには負けるな!

ロッテ・ダイエー・西武は熱いBクラス争いを展開してます(笑)。 どこのチームもいまいち乗り切れない感じですね。

さて、9月のあたままでにはどうなってるんでしょうか……

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首位戦線に異常あり!?

1996.08.01

大変なことになってきました。セ・パ両リーグとも首位のチームが オールスター開けの後半戦は1勝4敗。 まだパはオリックスもお付き合いしている分それほど危機感はないですが、 セは中日はいまいちですが、読売がここにきて絶好調です。 マリオがいまいちかと思っていたらいつの間にか石毛が復活してます。 困ったものです。

日ハムはたまたまいろんなことが重なって連敗になってるだけのように見えるのですが、 広島は結構深刻かも知れません。それにしても横浜との3連戦は痛かった。 負け方が悪過ぎます。5点くらい取って楽勝かと思っているといつの間にか追い付かれて 逆転されてるという……。これは広島の投手陣が絶不調なのか、 それとも「開幕後には強い」横浜が絶好調だったのか……。

とにかく広島は今が我慢のしどころです。月も変わったことですし、 読売が落ちていくことを期待するしかないですね。ああ、弱気になってる……。

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前半戦を振り返る

1996.07.20

今シーズンも前半戦が終了しました(実際には半分以上消化しているわけですが)。 ここであらためてペナントレース振り返ってみましょう。

セ・リーグは広島が6月から圧倒的な強さを見せつけました。9連勝を飾り、貯金も 20、とまさに絶好調・敵無しの状態だったのですが、野村が怪我で倒れてから ちょっとおかしくなり、それからは全カード負け越してしまいました。まあ、 打線というものは水物ですからそういつまでも好調が続くとは思っていなかったの ですが。そういう意味ではここでオールスター休みが入るのは丁度いいタイミング かも知れません。また、広島の場合には機動力があるので、打線が不調でも それなりに点が取れるところが強みになっています。
不安材料は層の薄さです。投手陣は山内・佐々岡が疲れてくるとピンチかも 知れません。打線にしても前田や野村など皆「古傷」を持っているので、 怪我が心配です。

中日は打線の波に大分苦労してますけど、2位につけました。宣が復活すると かなりいけるのではないでしょうか。ただ機動力がないので、打線が打たなくなると 辛いものがあります。山崎・大豊の恐怖の下位打線がどこまで頑張れるかが鍵でしょう。

読売はなんだかんだ言って3位です。冷静に分析すればやはり戦力的にはNo.1かも 知れません。斉藤・ガルベスの安定感は抜群ですし、打線もマック・落合・松井と 決して広島・中日にひけを取りません。ではなぜ3位に甘んじているのかと言えば やはり中継ぎ投手陣に尽きるでしょう(笑)。ここのところマリオもなかなか0封とは いかなくなってきてますし、8月はまたどん底でしょう。

ヤクルト。もし阪神と5分なら最下位です。読売に3タテ食らっておきながら 広島には勝ち越したり、とはっきり言ってはた迷惑な行動をとってます(あくまで 広島ファンにとって、ですけど)。戦力の割には頑張ってると言えるでしょう。 しかし読売ファンを喜ばせるようなことは謹んで欲しいものです。

横浜はかろうじて5位に留まってますが、阪神はすぐ目の前です。 大量失点が多すぎます。しかも必ずエラーがらみ。もうちょっと緊張感を もって野球をして欲しいものです。4月はなんだったんだろう……

阪神は新外国人2人が思いのほか使えました。最下位脱出までもう少しです。 広島や読売とも結構5分に渡り合ってます。ひとえにヤクルト戦の借金が 低迷の原因です。後半戦に期待しましょう。

パ・リーグは日ハムが思いのほか好調です。どうやらこの強さは本物のようです。 2位のオリックスに5ゲーム離していますが、このまま行く可能性もあるでしょう。 勝ちパターンは完全な先行逃げ切り型で、抑えの2投手の安定感は抜群です。

去年の覇者オリックスは2位につけていますが、日ハムをなめているとこのまま 逃げ切られる可能性もあるでしょう。抑えの平井が去年ほどの力を発揮できていない 割には頑張っているのではないでしょうか。

3位は近鉄。4月の攻勢はすごかったのですが、いまいち安定感に欠けます。 いてまえ打線は乗ればすごいんですけどね。来年が楽しみです。

ロッテはもっと頑張ると思っていたんですが、苦戦してますね。やはり監督が 代わったりといったゴタゴタが原因でしょうか。伊良部も言う割にはいまいち 勝ってないし。

ダイエーもいい時と悪い時がはっきりし過ぎてますね。しかし何とか最下位を 脱出しました。

西武はどん底ですね。もはやあのパの覇者の面影はありません。石毛・辻・秋山 といったあたりが抜けたのが大きいんでしょうか。

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開幕前の予想

1996.07.05

セ・リーグではアンチ読売。昨年まではヤクルトを応援していたのですが、野 村親子3人の親バカぶりが鼻についたので今年はやめ。そこで敢えて新監督 で注目されている中日・横浜は外し、地味ながらも純国産クリーンナップが育っ てきて楽しみな広島を今年は一押しすることにしました。出だしはいまいちで したが最近好調で嬉しい限りです(ちょっと好調すぎて怖いほど)。

パ・リーグではアンチ西武(しかし最近の西武はアンチを気取るほど強くなく なってしまったなあ)。あの10・19以来近鉄のファンだったのですが、鈴木監 督のときはどうも好きになれないのと、仰木さんのファンでもあったのでオリッ クスに浮気してました。今年からはまた近鉄を応援しようと思ってます。ブラ イアントがいなくなってしまったのは残念です。あの三振かホームランか、の 極端さが良かったのになあ。

開幕当時の私の96年ペナントレースの予想順位です。

順位 セ・リーグ パ・リーグ
1 広島 オリックス
2 横浜 ロッテ
3 中日 近鉄
4 読売 西武
5 ヤクルト 日本ハム
6 阪神 ダイエー

今のところ、セでは横浜を除けばほとんど予想通りでしょうか。うーん、横浜 はもうちょっとやってくれると思ったんですが、落ちるのが早かったですね。 ヤクルトも今(7/5時点)はまだ3位に残ってますが、もっと落ちるでしょう。

パでは日ハムの大躍進が全く予想できてません。日ハムを引っこ抜いて一番上 へ持ってくればほぼ現在の順位と合いますけど。ロッテが意外と苦戦してます ね。

どちらにしても最下位チームだけはばっちりと当たっているのが何とも……。 もう少し期待を裏切ってくれてもいいのに……。


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