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- 岸部露伴は動かない 懺悔室 (2025.05)
- エピソード番号は「16」がついていますが、最初に世に出た「岸部露伴は動かない」が映画化。
原作は「ポップコーン対決」がメインの幸せと呪いをめぐる物語でしたが、
さすがにそれだけで2時間は難しいのでは?と思っていたら、
うまく原作に続けてオリジナルストーリーを繋げて膨らませていました。
全編ヴェネツィアロケなのに登場人物日本人ばっかり、という不自然さはあるものの、
外国人差別からの鬱屈に繋げていてうまいな、と思いました。
そして原作ラストの「娘の幸せの絶頂の時に絶望に落としてやる」を膨らませたのは見事ですね。
原作はまさに「動かない」露伴でしたが、漫画のことに降りかかってきた途端、
「ここまで舐められたのも久しぶりだ」とスイッチが入って「動く」露伴にモードチェンジするところは、
「露伴ならそうするよね」(解釈一致)できました。
(2025.05.27)
- パリピ孔明 THE MOVIE (2025.04)
- ドラマ版「パリピ孔明」の劇場版。EIKOはヒット曲が出ずにくすぶっていた一方、
孔明はCMにバラエティ番組にサッカーの解説に、と大忙しの日々を送っていた。
そんな時、音楽フェスで3大レーベルが対決。
敵陣営には司馬懿の末裔が軍師として参加。
果たしてEIKOは勝つことができるのか?
これ、多分原作離れて完全にオリジナルですよね。もうドラマ版の続編は作らないってことですかね。
(2025.05.20)
- 劇場版 僕とロボコ (2025.04)
- 週刊少年ジャンプ連載中のギャグマンガの劇場版アニメ化。
10分アニメになった時もかなり驚きをもって迎えられましたが、まさかの劇場版アニメ化。
「メタバースロボコ」編で、声優も野沢雅子さんに、田中真弓さんに、千葉繁さん、
とレジェンド級。1時間という長さもいいですね。
(2025.05.20)
- 知らないカノジョ (2025.03)
- 中島健人、milet主演、パラレルワールドラブストーリー。
大学時代一目ぼれして結婚したリクとミナミ。
ミナミは歌手を諦めた一方、リクは人気小説家として成功していた。
しかし喧嘩をして一晩経つと、「二人が出逢っていない世界」に。
そこではリクは出版社の一編集者で、ミナミは人気歌手となっていた……。
面白かったですが、予告編を観て想像した内容、それ以上でもそれ以下でもなかったかなあ、と。
元の世界に戻る条件も予想した通りだったし……。
こういうパラレルワールドものって、タイムトラベルものと同じく、
「どのくらい世界が変わってしまったのか」を魅せるところが大事だと思っているのですが、
そういう意味ではラストの余韻が物足りなかったですね。
もう少し丁寧に色々な変化を見せて欲しかった(先輩の奥さんはどうなったのか、とか)。
miletさんの俳優デビュー作としては、素晴らしかったです。
演技も自然だし、もちろん本職なので、歌も良かったですね。
風吹ジュン演じるミナミの祖母役が、ずっと意味ありげなんですが、どこまでわかっているのかよくわからなかったですね。
(2025.03.04)
- ファーストキス (2025.02)
- 松たか子、松村北斗主演、阪本裕二脚本、タイムトラベル×ラブロマンス×コメディ映画。
いわゆる「リプレイ」「ターン」系ではなく、現在の自分のままに過去に戻る、
という「バック・トゥ・ザ・フューチャー」タイプのタイムトラベルものです
(その時点の自分と出会ってしまうと、一方的に不調になる、というペナルティ付き)。
冷え切っていた夫婦関係。離婚届を持って出かけた夫は、しかし電車事故に巻き込まれて帰って来なかった。
そんな時、首都高の天井崩落の影響で時空の歪みに巻き込まれたカンナは、
15年前、夫に出会った日(出会う前)にタイムスリップする。
何とか夫が死なない未来に到達できないか、何度も繰り返しトライするのだが……。
夫を死なせないようにしたいのですが、何しろ戻れるのは15年前なので、
渡せるのは「情報」のみ。そもそも知り合う前なので、ただ情報を伝えたところで、聞いてはくれない。
なので、まず興味を持ってもらうところから始めないといけない、というところの試行錯誤も面白かったです。
そして、最後の日に寄ったコロッケを買わないように、
「あのコロッケ屋は評判が悪いので止めた方がいい」と忠告すると、スイーツ好きになっていたり、
本屋に注文をさせないように先に手に入れて渡したら未来の出版の本なので失敗だったり、
とどうしてもうまくいかない。
途中から、若い夫の初々しい反応を何度も見たいがために、何度も同じシーケンスを繰り返したりする
(しかも服装が段々変わっていく)あたり、
アニメ「時をかける少女」のカラオケのくだりを思い出しました。
結果として、最終的には二人のそれぞれの願いがちゃんと叶った結末になっているところが素敵なオチでした。
タイムスリップもの大好きなので、面白かったです。
(2025.02.13)
- 劇映画 孤独のグルメ (2025.02)
- 松重豊自身が監督を務めた劇場版「孤独のグルメ」。
ある知り合いの祖父から「子供の頃に母親に作ってもらった『いっちゃん汁』を死ぬ前にもう一度食べたい」
と依頼され、幻のスープのための食材調べの旅に出ることになった井之頭五郎。
フランスから、長崎の五島列島、そして韓国、と劇場版ならではのロケーション。
かなり強引な展開ながら、丁寧に人と人の繋がりが描かれており、
セルフパロディの「孤高のグルメ」(主演:遠藤憲一演じる善福寺六郎)まで登場して、満腹。
飯テロ映画でした。
(2025.02.02)
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