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映画日記2007
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- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007.9)
- TVシリーズ・劇場版を「旧世紀版」とし、「新劇場版」として新たに作り直されることになった4部作、
その第1弾。TVシリーズの第1話~第6話(ヤシマ作戦)までを元に再構築されてます。
TVシリーズはリアルタイムで見てないし、それほど熱心なファンというわけでもないのですが、
「今度こそはちゃんと完結してくれるんではないのか?」という期待込みで観に行ってしまうわけです。
今のところその期待は裏切られないんではないか、という感じ。
色々と省略されているシーンもあるようですが、一度しか通して見ていない私でも、
ああこんなシーンあったなあ、と印象的なシーンはちゃんとありましたし。
第6の使徒なんか、CG使ってかなり凄い変形をしておりました。
この後「破」→「急」→「?」と進むようですが、楽しみです。
なお、クレジット後に「破」の予告編があるので、席を立たないように。
しかしミサトさん、「壊れていくシンジ」って言っておきながら、
「サービスサービス」はないと思うんだが…。
(2007.09.24)
- トランスフォーマー (2007.8)
- マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮。
80年代のアニメをCGを使って完全実写化。
冴えない高校生のサムは、ある日ようやく念願の中古車を手に入れる。
しかしその中古車は自らの意思を持ち、ロボットへと変形する金属生命体であった。
やがて探検家であった祖父の残した手掛かりを巡って、
悪の金属生命体に襲われるサム。
アメリカ軍も巻き込んだ、金属生命体同士の戦争が始まった。
オリジナルのアニメは未見なので、ひたすら変形シーン目当てで観て来ました。
うん、やっぱりすげー。ただ、最初はインパクトありますけど、
さすがに見慣れてくるとちょっと飽きますね。2時間20分はちょっと長かったかも。
内容も、サムたちがいて、味方のトランスフォーマーがいて、
敵のトランスフォーマーがいて、軍がいて、謎の組織セクター7がいて、
といった具合に対立軸がいっぱいあって、最初は混乱します。
まあすぐに収束するんですけど。
未知の生命体の襲撃に対して、意外と善戦しているアメリカ軍。
どうやら軍の全面協力を経て、色々リアリティもって作りこんでいるようですね。
空軍に味方を誤射されないように、地上部隊が色付きの煙を焚くところとか、
へえ~と感心させられました。
大統領は全然登場しなかったけど(お菓子食べてただけ?)、
国防長官がその分ものすごく頑張ってましたね。
主人公が頼りないところなんかはスパイダーマンシリーズに通じるものがあるし、
途中に出てくる凄腕ハッカーが引きこもりってのはダイハード4.0と同じですね。
母親にだけ強気な内弁慶っていう性格付けまで含めて。
これがアメリカの「オタク」のスタンダードなんでしょうか。
ヒロイン役は、最初はただの色ボケにしか見えなかったけど、
段々と魅力的になってきましたね。
しかしサムはあの眼鏡を渡しちゃった時点で、
もう用無しになってしまったような気もするんですが。
(2007.08.15)
- ダイ・ハード4.0 (2007.7)
- ダイハード・シリーズ、12年ぶりの続編。ブルース・ウィリス主演、レン・ワイズマン監督。
娘にさえ疎ましがられるNYPDの刑事・ジョン・マクレーン。
夜中にハッカーを連行せよとのFBIの指令でハッカー宅を訪れたところ、
謎の集団の銃撃を受ける。FBI本部に連行する途中で、交通網はマヒ、
さらに金融、通信、ライフラインまでサイバーテロ集団に奪われてしまう。
果たしてアメリカを取り戻すことはできるのか?
時代を反映してのサイバーテロ。コンピュータを把握すれば何でもできる、
という時代になってしまったんですね。
全部遠隔操作なので、かなり性質が悪い。
しかしマクレーン刑事はあくまで肉弾で立ち向かうのでした。
ダイハード・シリーズの魅力といえば、相棒となるキャラクターとの心の交流。
これまでの3作では全て黒人のキャラがパートナーとなっていましたが、
今回のパートナーは引き篭もりオタクの凄腕ハッカー。
マクレーンの対極にいるようなキャラですが、彼もまたマクレーンと行動を共にすることで、
段々と成長していく様子が描かれてます。
また、マクレーンの娘・ルーシーが出てくるのですが、
これがまたいい味出してました。さすがマクレーンの娘、という感じで。
アクションシーンはこれでもかこれでもか、という感じで、
飽きさせませんでした。多少やり過ぎ感はありますけど。
ついに戦闘機に単身で勝ってしまったマクレーンの明日はどっちだ?
難を言うと、敵の黒幕がちょっと大物感が足りなかったかなあ。
人質を取っているのにも関わらず、明らかにマクレーンに対してビビってる感じとか。
まあでもこのダイハード・シリーズの敵って、
色々演説ぶつ割には結局目的は金、ってところが、
また徹底されていていいと思います
(いまどき変な思想犯とかは映画にしづらいってのもあるんでしょうけど)。
(2007.07.08)
- パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド (2007.6)
- 三部作、完結編。全ての謎が明らかになる?
かつての宿敵バルボッサが味方となる辺りの展開は、
正統派少年バトル漫画のようで燃えますね。
しかしこれまでの伏線回収だけでも大変なのに、
さらに9人の海賊長とか話を広げてしまったせいで、
何とも散漫な展開に。時間も3時間近いし。
ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウも、
いまいち弾けたりなかったような…。
でもキーラ・ナイトレーさんのりりしさ・美しさは堪能できましたし、
まあいいか。
(2007.06.03)
- スパイダーマン3 (2007.5)
- サム・ライミ監督のスパイダーマン完結編。
スパイダーマンは街の人気者。
私生活でも憧れのMJにプロポーズをする決意をし、絶好調のピーター。
しかし隕石と共に飛来した生物に寄生され、
徐々に攻撃的になり自分を見失っていくピーター。
親友のハリー、そして叔父を撃った真犯人、問題は山積みで…。
ニューゴブリン、サンドマン、ベノム、と怪人のオンパレード。
どうやって決着をつけるのかと思ったら、なるほど、そう来たか。
この展開はかなり燃えました。
しかし3作目のこの展開を見越してのヒロイン(キルスティン・ダンスト)のキャスティングなのだとしたら、神。
そりゃ、署長の娘の方が魅力的に見えるよなあ…。
(2007.05.03)
- バブルへGO!! ~タイムマシンはドラム式~ (2007.2)
- ホイチョイ・プロダクション企画・原作による、タイムスリップ・コメディ。
広末涼子・阿部寛出演、君塚良一脚本、馬場康夫
財務省大臣官房経済政策課に務める下川路(阿部寛)は、このままでは2年以内に破綻する日本経済を救うべく、
極秘のプロジェクトを進めていた。真理子(薬師丸ひろ子)が偶然開発したタイムマシンにより、
1990年3月の日本に戻り、バブル崩壊を食い止める、という計画を。
しかしタイムスリップした真理子からの連絡が途絶え、
一人娘である真弓(広末涼子)に、その任務が引き継がれたのだが…。
17年前という、そんなに直近でもなく、けれどもそれなりに覚えている時代を舞台にしたタイムスリップもの、
というのはなかなか目の付け所が良いかも知れませんね。
「クラブ」「ありえなくない?」「ヤバい」などの言葉のギャップや、
服装のギャップなどはお約束。マクドナルドが森永ラブだったり、
車のナンバーがまだ2桁だったり、と小ネタも効いてました。
しかしいくら何でも大学の卒業パーティーのビンゴで200万円はないと思うんですが、
ホントにそんなにバブルって浮かれていたの??
広末涼子さんのコメディ演技はなかなか新鮮で良かったです。
あとはやっぱり阿部寛ですね。以下、ちょっとネタバレになるので伏せますが、
真弓が自分の娘だとわかってからの変貌っぷりは、
あまりにもわかりやすくて笑ってしまいました。
「あんたにだけは言われたくないよ」ごもっとも。
全体的には面白くて満足だったんですけど、
この手のタイムスリップものでは、過去を改変した結果の未来の変わりっぷりを見るのが楽しみだったりするんで、
そこの描写がちょっと少なめだったのは個人的には不満でした。
(2007.02.11)
- 007 カジノ・ロワイヤル (2007.1)
- ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語。ダニエル・クレイグ主演。
まだ「00」に昇格したて、ということもあり、
未熟というか、荒削りというか、破天荒というか、
とにかくヤンチャ坊主のような007。
MI6の上司・Mが、バカ息子に手を焼くお母さんに見えてきます。
アクションシーンと、そうでないシーンの緩急のつけ方がうまいのか、
2時間20分という、ちょっと長目の上映時間も、それほど気になりませんでした。
007エピソード1としては申し分のない出来だったのではないでしょうか。
(2007.01.03)
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