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SFC版ドラクエIII: 神龍15ターンへの道

ネタバレ注意: 知りたくない人は帰りましょう!

最終更新日: 1997.01.09

私が唯一リアルタイムで(世間と連動して)クリアしたSFC版ドラクエIII (リアルタイムと言っても復刻版ですけど)。 SFC版にはFC版にはない数々のおまけが追加されていますが、 その中にはV以来恒例となっている「クリア後のダンジョン」もまたあります。

この隠しダンジョンのラスボス・神龍は、プレイヤーが勝つことによって 3つの願いを聞いてくれます。ただしただ勝つだけでは駄目で、 それぞれ35ターン、25ターン、15ターン以内に勝つ必要があります。

恐らく、初めてゾーマに勝ったくらいのレベルでこの神龍に挑むと、 コテンパンにやられるでしょう(そもそも辿り着けるかどうかも怪しい)。 私も初挑戦のときには60ターン以上・時間にして30分くらいはかかりました。

そして、キャラクターが強くなり、攻撃のパターンも大分わかってきても、 実際15ターン以内はかなりキツイです。 ここでは私が、勇者レベル62で、14ターンで倒した時の戦略を紹介しましょう。

はじめにお断り

はじめにはっきり言ってしまいますが、「15ターン以内」はかなり運の要素が絡みます。 「いや、そんなことはない、確実にできる」という人もいるかも知れませんが、 私はそうは思えません。すごく強くすれば別でしょうけど。

従って、ここでは最大限「こうすればよいのでは」という戦略を紹介しますが、 この通りにやったからと言って確実に倒せるわけではないことをお断りしておきます。

神龍と会う前に

まず神龍と会う前にやっておくべきことがいくつかあります。 一つはゼニス王の城で出る「なぞなぞ」を解くことです。 答えは書きませんけど、この「なぞなぞ」を解くことで 「魔獣の爪」や2つ目の「賢者の石」などのアイテムを手に入れることができ、 戦いが楽になります。

次に天空城のアイテムの回収です。ここには「破壊の鉄球」という強力な武器があります。 これは最高の攻撃力を持ちながら全体攻撃ができ、 しかも戦士・勇者のみならず武闘家・賢者・盗賊でも持てるという、 これ以上ない強力な武器です。 これがあると天空城におけるレベル上げ作業が楽になるでしょう (それにしてもエビルバラモスは強すぎますね。2人で出てこられるともう…)。

はじめて神龍を倒したら

ある程度強くなったら、35ターン以内で神龍を倒してください(いきなりですが)。 これはそれほど難しくないと思います。難しかったら、以下の攻略を参考にしてください。

で、倒すと3つの願いのうちどれをかなえるか?を聞いてきます。 ここでは迷わず「新しい双六場」を選びましょう。 オルテガ?そんなのあとあと(笑)。どうせ仲間になんかならないし。

新しい双六場は、ゴールするのは非常に大変ですけど、 ゴールすると「不思議のボレロ」という素晴らしいアイテムが手に入ります。 また、草叢に「破壊の鉄球」が落ちていたり、 よろず屋では「光のドレス」を売ってたり、とパワーアップ間違いなしです。 これらのアイテムなしで15ターンクリアは結構辛いでしょう。 是非とも1つ目、もしくは2つ目の願いで双六を出してもらい、 これらのアイテムをゲットしてください。


神龍の攻撃パターン

ここからは具体的に神龍を倒すための戦略について考えて行くことにします。 まずは「敵を知り己を知れば」の格言に従い、神龍の攻撃パターンを見てみましょう。

  1. 通常攻撃
  2. イオナズン
  3. 鋭い牙で噛み砕く (一人に大きなダメージ)
  4. 一気にのしかかる (パーティー全員に物理的ダメージ)
  5. 凍える吹雪 (フバーハなしで全員に80〜100程度のダメージ)
  6. 灼熱の炎 (フバーハなしで全員に100〜120程度のダメージ)
  7. 睨みつける (一人を眠らせてしまう)
  8. 凍てつく波動 (それまでの魔法効果が無効になる)

神龍はこれらの攻撃パターンをランダムに、1ターンにつき1〜2回ずつやってきます。 問題の一つはこのランダム性で、バラモスのように攻撃パターンが決まっていないので、 「次にはこれが来るだろうから」などという予測がつけにくく、 またこれが最初に言った「結局は運が絡む」原因になってます。

上の攻撃パターンは、一応「楽な順」に並べたつもりです。 一番嫌なのはやはり凍てつく波動でしょうか。 フバーハ・スクルト・バイキルトと言った「ボス戦三種の神器」(勝手に呼んでる) とも言える魔法効果が無に帰してしまうのはやはり痛いです。 特に魔法を唱えたターンでやられると、「波動→バイキルト」なら救われますが、 「バイキルト→波動」だった日にはやってられません。 ただ、ゾーマに比べると波動をやってくる確率が低いような気がしました。

「睨みつける」も嫌な攻撃ですね。いきなり戦力が3/4になってしまいます。 しかもそいつをザメハなりパーティーアタックなりで起こそうとすると、 そのターンは二人分の戦力が使えないことになります。 さらに、この「睨みつける」は連発してくることがあるので、 ザメハかけようとした奴がまた眠らされ、回復役が寝てるので殺され、 ザオリクかけようとした奴がまた眠らされ…と言った地獄の悪循環に陥ってしまうこともあります。 これに関してはもう運に頼るしかないですね。

後の攻撃は、賢者の石隊が二人いればどうにかなると思います(できれば一人で済ませたいものですが)。 しかしやはり灼熱の炎がきついので、フバーハは必須でしょう。 スクルトかけると「のしかかる」他の攻撃に対してより安心になりますが、 15ターンクリアを目指す場合には捨てた方がいいかも知れません (どうせ波動が来るとパーになるし)。

また、死んでしまうとザオリクで蘇らせるための手間もさることながら、 その人にかけた魔法効果(バイキルトやフバーハ)が消えてしまうのも注意が必要です。 よって死なないように頑張りましょう。

神龍に有効な攻撃

もちろん、物理攻撃が有効です。強い戦士や武闘家にバイキルトをかければ1ターンに200前後のダメージが与えられるでしょう。

魔法ではルカナンやラリホーなどの補助魔法は全く効かないと思った方がいいでしょう。 直接攻撃魔法ではメラゾーマが180前後、勇者のギガデインが230前後のダメージを与えられます。

実録・15ターンへの道

いよいよ私がとった戦略を紹介しましょう。 その前に私のパーティー構成を説明しておく必要があります。

一応、私のポリシーは「同時に同じ職業の人間を2人以上にしない」というものだったので、 「勇者・武闘家・魔法使い・僧侶」で始めて魔法使いがバイキルトまで覚えたところで盗賊に転職、 武闘家と僧侶は同時にそれぞれ僧侶と賢者に転職、という具合にやってきました。 しかし、正直なところ戦力だけを考えれば、 武闘家よりも戦士の方が良い防具をつけられる分良いという気がします。

またもう一つ重要な点は性別です。「最後の双六場」のよろず屋で手に入る 「光のドレス」は、炎や氷からのダメージを減らす効果があるので是非とも神龍戦には持って行きたい装備ですが、残念ながら女性専用なのです。 従って私のパーティーの武闘家(♂)は仕方なく「闇の衣」を着ていますが、 こちらには防炎効果がなく、また彼は転職したてでHPも少ないため 「灼熱の炎」がかなりの強敵となります。というわけでフバーハは欠かせないです。

以上のことから私がとった戦略は以下のとおりです:

  1. 2つの賢者の石は勇者(♂)と戦士(♀)が持つ。 前半は戦士が、勇者のMPが尽きた後は勇者が回復役を務める。

  2. ギガデインはMP消費量が半端ではないので、「不思議のボレロ」 (MP消費量が半分になる)は勇者が着る。どうせ賢者(♀)のMPは余るし。

  3. 武闘家(♂)には、会心の一撃を期待したいので、 敢えて「破壊の鉄球」よりも攻撃力の劣る「魔獣の爪」を装備させる (全員攻撃の武器では会心の一撃は出ない)。
勇者(♂)
MPが尽きるまでひたすらギガデインを連発
その後は賢者の石で回復役に徹する

戦士(♀)
1ターン目は武闘家(♂)にバイキルト
2ターン目は自分にバイキルト
後はひたすら殴る
危なくなったら賢者の石で回復

武闘家(♂)
1ターン目はフバーハ
後はひたすら攻撃

賢者(♀)
ひたすらメラゾーマを連発

この戦略に基づき、神龍にn回目(n>10)の挑戦を試みました。 1ターン目、いきなりフバーハとバイキルトの「後」に「凍てつく波動」が来てしまい、 だいなしになってしまいました(笑)。しかし攻撃はこれだけだったので、 「仕切り直しだが、ギガデインとメラゾーマ1発分だけこちらが有利!」 と気を取り直して、2ターン目も1ターン目と同じ行動にしました。

これ以降は非常に幸運なことに「波動」は一回も来ませんでした。 一回でも来てたらヤバかったかも知れません。だから「運」だと言ったのです(笑)。

「睨みつける」は一回だけ来て、戦士(♀)が眠らされてしまいました。 しかし全員の体力がそれほど危なくない時だったので、 「回復役は寝てろ」ということでほっておいたら2ターン後に自分で目覚めてくれたので、 被害は小さくてすみました。

武闘家(♂)は結局会心の一撃は出ませんでしたが、 波動が来なかったので常にコンスタントにダメージを与え続けることができました。

また一度全員の体力が100前後まで落ち込み、賢者の石×2だけでは辛いという状況に追い込まれたこともありました。 この時は勇者が貴重なMPを消費してベホマズンを使って乗り切りました (「不思議なボレロ」を着てなければとても出来ない芸当です。それでもMP31消費)。

こうして後は戦略通りに進み、結局一人も死者を出さないまま、14ターンで倒すことに成功しました。

実は同じレベルで、直前にトライした時には31ターンもかかってるのです。 その時は「睨みつけ」が連発で来て辛かった辛かった。 やっぱり結局の所は「運」なんでしょうかね。

終わりに

実は私はやらなかったのですが、もう一つ非常に有効な攻撃パターンがあるのです。 通称「モシャぶさ」と呼ばれる方法で、 賢者(でなくともよいのですが、モシャスが唱えられて、はやぶさの剣が装備できるキャラ)にはやぶさの剣を装備させ、 パーティー内の戦士などの攻撃力の高いキャラクターに変身させると、 攻撃力が高いまま2回攻撃できるようになるのです。 さらにバイキルトで上乗せすることもできるそうです。 これを使えば、賢者一人で戦士二人分の働きが出来るので、 もっと効率的に行けそうですね。 ただ、それでも「波動」を連発されたりしたらどうしようもないと思いますが。

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