漫画の部屋

コミックレビュー Part 9

秘密トップ・シークレット 10巻／清水玲子

青木、雪子さんと婚約解消！「薪さんと一生添い遂げます！」宣言!!

いや、これはしかし雪子さんでなくとも、嫉妬するよなあ。あまりに天然なだけに何も言えないというか。

しかしこのシリーズ「END GAME」、何巻に渡って続くんでしょうか。

(2011.12.28)

ハチワンダイバー 23巻／柴田ヨクサル

チッチ vs. 谷生娘戦、決着。そして、ミッシェルガン・エレファントでパワーアップする右角のCDウォークマンには、なぜか落語がセットされていた…。金銀橋戦法に対して、穴熊で、凛を待つ右角。

命のやり取りが普通になりつつある緊迫した中で、落語CDのために力が発揮できない右角、といった具合に緩急をつけてくるところがこのマンガのうまい所でしょうか。

(2011.12.25)

ジョジョリオン 1巻／荒木飛呂彦

杜王町を舞台にした、新たなジョジョ「第8部」開幕。

第4部の杜王町とはパラレルワールド、ということのようです。語り手は広瀬康穂、幼馴染の頭悪そうな男は東方常秀、そして主人公の男は記憶喪失でもしかしたら吉良吉影？

吉良吉影じゃジョジョにならないしなあ。多分違うんでしょうね。しかしシャボンが弾けると何かを奪う、ってのも随分地味な能力ですね。まあその分応用が利きそうではありますが。

(2011.12.25)

おおきく振りかぶって 18巻／ひぐちアサ

武蔵野 vs. ARC。7回に決定的とも言える3点を取られ、4点差を付けられた武蔵野。しかし榛名を初めとするナインはまだ諦めてはいないようで…。

三橋のオタオタぶりとかも含めて、観客席からのツッコミも面白いなあ。しかしこのペースで進められると、一体いつになったら一試合終わるのやら…。

ストックがたくさん状態で休載中なので、単行本刊行ペースが早くなってきてますね。でもこれでも2009年10月号分まで。まだ2年前なのか。

(2011.11.23)

アオイホノオ 7巻／島本和彦

出版社の編集者からの電話をもらい、まだ1枚も描けていないにも関わらず、プロの端くれみたいなテンションの焔燃。一方、庵野達は後のガイナックス初代社長となる岡田斗司夫と出会い、何かの絆で結ばれようとしていた。

なんか主人公の癖に何もしてないですね。むしろ庵野達の方が主役っぽい。踏切での電車待ちの時に「国電パンチ」のアイデアを思いつくのかと思いきや、別にそんなことも無いし…。

焔とトンコ先輩で、漫画ヒエラルキーの見方が真逆なのは笑いました。

(2011.11.12)

SKET DANCE 21巻／篠原健太

6禁ホラーショー、キャプ食いリベンジ、スケット団 vs. 生徒会の雪合戦、そしてバレンタイン前哨戦、本編、番外編ショートショート、を収録。

安形さんが色々と残念なことになっています。

(2011.11.06)

ONE PIECE 64巻／尾田栄一郎

ホーディのリュウグウ王抹殺計画から、麦わらの一味全員集合まで。

一味の勢揃い感はやっぱりいいですね。しかし麦わらの一味の2年間の成長を見せるためとはいえ、ホーディ一味の小物感はすげーなあ。

(2011.11.06)

無限の住人 28巻／沙村広明

劇中最強の剣士・槇絵さんも登場。卍次さんに天津も合流して、まさに最終決戦。あと2巻くらいで完結、ですかね？

しかしすっかり天津と凛の間にはフラグが立っているように見えるんですが。仇だってわかってます？？＞凛

(2011.10.22)

Waltz 5巻／大須賀めぐみ・伊坂幸太郎

帯に書かれたコピーは「伏線、回収。対決、目前。」。その通り、物語は収束に向かって、収束していきます。

蝉のツンデレっぷり、特にデレの部分が堪能できる今巻。蜂も登場して、「魔王」読者にはたまらない展開です。 ……しかし蜂の描写は、ゲッサンだからOKで、週刊少年サンデーだったらNGなんじゃないの？というレベルですが……。

次巻、6巻で完結のようです。さすがに原作者がついているだけあって、無駄な引き伸ばしが無く、カッチリ終わりますね。しかし半年後か……。

(2011.10.12)

おおきく振りかぶって 17巻／ひぐちアサ

阿部の元相方でもあり、注目されるエース・榛名の埼玉大会を中心に。阿部の〝代わり”として榛名の相方を務めるキャッチャー・秋丸も登場し、阿部は心中穏やかならず……？

阿部と三橋の関係の変化ももちろんですが、周りのリアクションが面白いですね。それぞれ個性が顕れていて面白いです。

2009年2月号～5月号の内容を収録。前巻が3月リリースだったので、 4ヶ月分の内容を6ヶ月ピッチで出していることに。そりゃいつまでも追いつくわけ無いような…。連載休止中にどこまでストックを吐き出せるんでしょうかね。

(2011.09.24)

ハチワンダイバー 21巻・22巻／柴田ヨクサル

2巻同時発売。鬼将会、鬼将会討伐隊、プロ棋士入り乱れてのトーナメント戦開幕。

プロといえどキャラが濃いなあ。そしてシュークリームの恨みは恐ろしいことがよくわかりました。

次は谷生の娘・卑弥呼と、チッチーとの戦い。完全に表現方法がバトル漫画になってます。スーパーサイヤ人化しているし。

(2011.09.18)

SKET DANCE 公式ファンブック開盟学園生徒手帳

単行本と同日に発売された、ファンブック第1弾。

ゲームや作中作に登場するチョイキャラまで含めてほぼ全てを網羅したキャラクター図鑑が見所。正直、よくここまで集めたなあ。

読み切りのプロトタイプ第1弾も収録。ミモリン(の原型)が依頼者だったんですね。

スイッチの過去編続編(スイッチオン?)は、最終回に繋げるエピソードになるかも、ということで、まだ当分読むことはできなさそうです。

(2011.09.13)

SKET DANCE 20巻／篠原健太

椿とボッスンのオンラインゲームでのコラボ、チュウさんの発明リアル福笑い、サーヤの恋愛関係を誤解する残念な兄、ダンテが演歌な人に、加藤希里が椿に忠誠を、そして銀魂とのコラボレーション漫画、を収録。

空知先生とのコラボとその後の対談についてのライナーノーツが面白かったです。

(2011.09.13)

ONE PIECE 63巻／尾田栄一郎

新魚人海賊団とフライング海賊団の連合によるリュウグウ王国急襲から、回想・オトヒメ姫の暗殺まで。

話の展開上、12話詰め込むために、巻末のおまけページを削ったりして、何とか値上げさせずに済ませたみたいです。

(2011.08.06)

HUNTER×HUNTER 29巻／冨樫義博

2ヶ月連続刊行、2ヶ月目。ジャンプで次号から始まる直前まで。

すっかり忘れていたけど、ユピー、ウェルフィンに殺られていたのか。プフも6/7は王に吸収され、残りだけだったらキルアクラスでも勝てそうな感じですね。しかしその分王は強化されていて、強制成長したゴンくらいでないと太刀打ちできなさそうです。

カギはコムギなんですが、どうするんでしょうね。

(2011.08.06)

マコちゃんのリップクリーム 6巻／尾玉なみえ

打ち切られずに6巻目。なんか講談社、妙に尾玉なみえ推しになってますね。来月は「純情パイン完全版」が集英社からでなく講談社から出るみたいですし。

おしゃれ7とかそういうストーリーのメイン部分はほとんど進展せず、好き放題やっているなあ、という感じ。

ラストの実写版コミックに出てきた尾玉なみえさんは本当に本人なんですかね？

(2011.07.13)

SKET DANCE 19巻／篠原健太

表紙は女装ボッスン・スイッチ・椿。女装した椿の可愛さは異常。しかしアンケート史上最高得票って！

その他、第2回人気投票結果発表クイズと、その後の罰ゲームで棒人間になってしまった棒スン。改造が終わったスケット団の部室、など。

(2011.07.05)

HUNTER×HUNTER 28巻／冨樫義博

2ヶ月連続刊行、１ヶ月目。王とネテロの戦いは、徐々に王が優勢に。腕と脚を奪われ、百式の零も通じなかったネテロは、最後の手段を使う。それは人間と蟻の共存の可能性を木端微塵に打ち砕く最悪の選択だった…。

いつも連載再開のタイミングで刊行されるので、今回もそうなのかと思っていたら、案の定8月から連載再開のようですね。

しかし改めて読み返してみると、色々と詰んでませんか、この状況。あのネテロが勝てなかった相手に、いくら成長したゴンでも敵うような気はしないんですが。コムギが鍵かなあ。

(2011.07.05)

大奥 7巻／よしながふみ

江島生島事件を経て、時代は吉宗の時代へ。

1巻の終わりから続いていた、吉宗による「没日録」の回想がようやく完了。そう、これまでは全て回想だったんですよね。長かった…。

色々と財政改革を行った吉宗ですが、どうやら娘にちょっと問題があるようで…。

(2011.07.02)

霊能力者小田霧響子の嘘 6巻／甲斐谷忍

2話完結の謎解きもの。

アメリカでの「スチュワート事件」というのが、どうやらオダキョーの過去に関わる重大な時間のようです。

(2011.06.19)

ハチワンダイバー 20巻／柴田ヨクサル

受け師さんの妹登場。というか、お母さんが、「元祖受け師」だったわけね。

ずっと主人公不在で進んでいた物語でしたが、急に全国区の扱いに。受け師さんとの距離は大分開いてしまった感じもありますが。というか、このままだとラスボスが受け師さんになりそうなんですけど。

(2011.06.18)

アオイホノオ 6巻／島本和彦

相変わらず、運転免許を取ったこと以外、ほとんど前に進んでいない炎燃。一方、同級生の連中は、それぞれそれなりのところに進出しつつあった…。

色々と時代を感じさせる描写が面白いですね。出世頭が字幕スーパー入れてる人、とかリアル過ぎる。大友克洋がブレイクするなんて、当時の人には予測できなかったのか…。

(2011.06.18)

STEEL BALL RUN 24巻／荒木飛呂彦

第7部STEEL BALL RUN、完結。

結局「THE WORLD」の能力を正面から破ったわけではないので、ちょっとラストバトルが消化不良な感じがしないでもないですが。

しかし連載当初はルーシー・スティールがこんなに重要キャラになるとは、思いもよりませんでした。今の荒木先生は、主要キャラでも躊躇なく消すので、全く展開が読めないですね。お疲れ様でした。

(2011.06.08)

岸辺露伴ルーヴルへ行く／荒木飛呂彦

荒木飛呂彦30周年記念出版、オールカラー、123ページ。

漫画家としてデビューする前の10年前の露伴の初恋、そしてその時に聞いた「世界一黒い絵」を取材するためにルーブルを訪れた露伴が出逢った怪異とは…？

岸辺露伴が「ヘヴンズ・ドアー」を身につけたのって、音石明に矢で射られてからでは無かったっけ？とかツッコミどころが無いではないですが、ルーヴルと岸辺露伴という組み合わせは、なかなか雰囲気あります。

しかし8部「ジョジョリオン」始まってたんですね…。

(2011.05.28)

STEEL BALL RUN 23巻／荒木飛呂彦

ラス前。大統領は破ったものの、大統領は別次元から、とんでもない男を呼び寄せていた…。

うーん、ここに来ての「The World」再登場かあ。さすがの荒木飛呂彦も、時間系操作能力の新ネタは思いつかなかった、ということなのか…。

次号で「STEEL BALL RUN」も最終巻のようですね。

(2011.05.21)

Waltz 4巻／大須賀めぐみ・伊坂幸太郎

「首折り」の遺志を継ぐ「間違われた男」。一方、蝉＆岩西の元には「令嬢」の社長が。そして蝉は、ただの殺人者から殺し屋になる決意と覚悟を決め、自らを「蝉」と名乗ることに。

間違われた男、頑張り過ぎだろう、という気もしますが。依頼そのものが不自然であることを指摘されてますが。クライマックス近いんでしょうかね？

表紙裏＞姉さん、貧乳気にしていたのか…。

(2011.05.15)

ONE PIECE 62巻／尾田栄一郎

魚人島編。

カバー下のイラストが、表紙と同じイラストを使うのが普通なんですが、描き下ろしでした。

大将・赤犬(サカズキ)の能力が「マグマグの実」のマグマ人間だと明らかにされました。とすると、キャプテン・キッドの能力はマグネットの「マグマグ」ってわけではなさそうですね。 11人のルーキーの悪魔の実の名前も明らかにして欲しいですね。

(2011.05.05)

SKET DANCE 18巻／篠原健太

加藤希里が活躍したり、スイッチの心を読めるモニタの発明があったり、ロマンの漫画対決があったりしたけど、メインはクソゲーシリーズの百人一首・ファルケンから、ブレンネン・クライゼルで部室焼失、懲罰委員会、生徒会と同居、ボッスンと椿の役職交換、という一連の話でした。

この頃はまだシリアスキャラだった加藤希里が今や……という感じで、ちょっと遠い目になってしまったりもしますが。

そういや、アニメ化開始記念なのか、単行本にコースターがついてきました。ちなみに安形＆サーヤでした。

(2011.04.07)

ムダヅモ無き改革 6巻／大和田秀樹

〝神々の黄昏”対戦編、完結。

しかし「ファイナルライジングサン!!」はすげーな。

連載も休止したようですし、発売予定にも「6(完)」と書かれていたので、これで完結なのかと思ったんですが、再開するようですね。

(2011.03.27)

おおきく振りかぶって 16巻／ひぐちアサ

西浦ナインは体格をつけるために食事にも気を使った合宿に。一方、武蔵野第一は3点をリードされ、榛名の登板により逆転の機会を狙う。

朝食作りを通して、阿部と三橋の距離も少しは近づいて……いるのか？篠岡さんって阿部のことが好きだったのか…。

連載の方が休止したみたいなので、次巻が出るまではまた待たされるのかな、と思って奥付を見たら、まだ2009年1月号分までなんですね。ということは当分ストックはあるか。

(2011.03.27)

ハチワンダイバー 19巻／柴田ヨクサル

谷生のクローンである3匹の鬼。残り2人の鬼が菅田達に迫る。迎え撃つのは鈴木八段と、澄野＆斬野コンビ。ちぃが4人目の「鬼」だったことも発覚し、将棋勝負に持ち込まれるかと思った戦いは、意外な結末を迎える。そして、「受け師さん」そよは谷生の棋譜を吸収し、将棋の深層へとはまり込んでいく…。

相変わらず展開が読めないですね。特に澄野は全く予想外の動きです。ここまで来て、将棋抜きでの決着って…。

このままだとラスボス(or ラス前ボス)が受け師さんになってしまいかねない展開ですが。

(2011.03.23)

秘密トップ・シークレット 9巻／清水玲子

薪さんが恐れていた、自分に向けられていた「悪意」が周囲の人間へと波及する事態がついに……。そしてこのタイミングで、薪さんの元部下のうちの唯一の生き残り・滝沢が現場に復帰。果たして、これらは一連の事象なのか？

「身内」に被害者が出たことで、一気に重くなりましたね…。久しぶりに巻跨ぎのエピソードですし。これがラストエピソードでも驚かないくらいの展開ですが…。

しかし今巻で一番笑ったのは、婚約者の前で「『実は薪さんは女の子だった』って夢を何回も見て『やっぱり!!ヤッター!!』って嬉しくてとび起きてたくらい」としゃあしゃあと語る青木ですね。

(2011.03.03)

SKET DANCE 17巻／篠原健太

アニメ化直前。番外編「クエスト・ダンス」をはじめ、ダンテとコマちゃんの恋、安形生徒会長退任、チュウさんとおねえさんの恋、新校歌作成、新生徒会・宇佐美とキリ登場、を収録。

(2011.02.06)

ONE PIECE 61巻／尾田栄一郎

「2年後にシャボンディ諸島で」。誓いを胸に、それぞれの修行に明け暮れる麦わらの一味。そして2年後…。

本誌での4週休載を意識して、間にイラストギャラリーやらラフスケッチやらをはさんでありました。

(2011.02.06)

無限の住人 27巻／沙村広明

無骸流・偽一と、逸刀流副将・阿葉山宗介との戦い。

さすが逸刀流の副将を務めるだけあって、老人ながらとんでもない強さでした、阿葉山さん。

しかし六鬼団の連中もとんでもない輩ばかりだし、昔からの逸刀流はもうほとんど残っていないし、逸刀流もうほっといても時間の問題で滅びそうなんですけど。主人公たち、出番はあるのか？主人公たちの放置されっぷりというか蔑ろにされっぷりがスゴいな、この漫画…。

(2011.01.22)

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